東大寺にある二月堂は、知る人ぞ知る「美しい夕日」が見られる絶景スポット。友人はここの夕日を見るのが長年の夢だったので、一緒に行ってきました。
東大寺にには二月堂と三月堂があります
二月堂のすぐお隣りには、三月堂(法華堂)と呼ばれる建物があります。創建はとても古く、なんと奈良時代!かなり歴史ある建物ですよね。建物の前に建ってみましたが、さほど大きくはありませんでした。
でもこの三月堂、質素に見えますがちょっと変わった造りをしています。なぜなら、2つのお堂(正堂・礼堂)が接続されているから。
写真の方向から見た建物が、礼堂の正面です。建物をぐるっと回ると、西側に接続部(お堂が重なる部分)も見られます。ちなみに、奈良時代に建てられたのが正堂。鎌倉時代に建てられたのが礼堂です。1つのように見えますが、実は2つある!?珍しい構造物なので、お時間がある方はぜひじっくり眺めてみてくださいね。
そして、三月堂の奥にあるのが、二月堂です。
回廊部が前に突き出ていて、宙に浮いているようなデザイン。清水寺の舞台をコンパクトにした感じです。
ここは24時間いつでも参拝できる有り難いパワースポット。しかも、夕日を眺められるように椅子も置かれていました。(その後、椅子は6時くらいに撤収されました(^_^;))
ここから夕日を眺めようと、友人とスタンバイ。徐々に空が茜色に染まり、幻想的な景色へと変わっていきます。
二月堂へ続く階段の上からの夕日。お天気のも恵まれたので、真っ赤な茜色の空が広がります!
山並みや灯籠のシルエットもステキですよね。
二月堂の夕日を撮ろうと、カメラマンの方もたくさん待ち構えていました。
眼下に広がるのは、奈良の街並み。日没前の時間帯は、ため息のでるような美しさ。
夕日が沈む頃、灯籠の明かりが灯ります。
この空!絵の具を混ぜたようなグラデーションでした。
真っ赤な夕日も綺麗だったけど、うす暗くなり始めた空は心を浄化してくれるような気がします。忙しくてささくれ立った心が、癒やしのヴェールで包まれていくよう。
町の明かりも次第に灯り始めます。
夜の灯籠は本当に綺麗で、絵になります。明かりが灯ると、味がでますよね。
二月堂は東大寺の大仏殿のような混雑もなく、のんびりと過ごすことができる穴場のスポット。眺望を楽しむためのベンチも置かれていて、観光客に優しい配慮がされています。
ただし、夢中でシャッターを切っていると、周囲が真っ暗になるので要注意。私たちは気付いたら最後でビックリ!友人から「夜になると、この周辺はイノシシが出るんだってー」と聞いていたので、帰り道はビクビクでした。笑
なんとかイノシシには遭遇しませんでしたが、夜7時をすぎると人っ子一人いなくなります(鹿もいない)。街灯も少ないため、帰りの道のりはけっこう恐怖。くれぐれも、真っ暗になる前に帰るようにしてくださいね!
みき
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