大人になって、東大寺「奈良の大仏さま」に会いに行く

修学旅行の定番スポット、奈良の東大寺。そういえば、かれこれ◯十年前に見て以来「大仏でっかいねー!」の記憶しかない。大人になって行く場所といえば、関西では京都&大阪ばかり。そういえば、奈良が誇る偉大な大仏様には足を運んでいなかった……。ということで、友人と奈良の大仏様に会いに行ってきました。

まずは奈良のアイドル鹿と遊ぶ

近鉄奈良駅から歩くこと約20分。東大寺へまっすぐ伸びる参道沿いには、お土産屋さんがずらり。その横を悠々と横断するのは……奈良のアイドル、鹿!◯十年ぶりの鹿との再開に、大興奮です。だって、関東に住んでいたら、まずお目にかかれない。しかも彼らは、国の天然記念物に指定されている野生の鹿。貴重な存在なのに、人々の生活に馴染み、観光客にだって気軽によってきてくれる。

「わーい」とハイテンションで駆け寄ると、クールな表情で興味を示す鹿。温度差は感じるけど、まあよし。久々の再開にちょっぴり感動です。

近くで鹿せんべいを片手に鹿と戯れるカップルがいましたが、意外と鹿はそっぽを向く状態……。あれ?と思ったら、土日ということもあり、常に観光客が鹿せんべいを盛り盛りあげてるんですね。

午後ともなれば、なおさら。鹿たちはすでに腹パン状態。「もう鹿せんべいは、いらないですから」って感じで、見向きもしない感じでした。ただし、若い女子が鹿せんべいをプレゼントしたら、興味を示す鹿も。おい、お前も雄なのかー。笑

金剛力士像が待つ南大門へ


そんなこんなで鹿と戯れていたら、南大門へ到着。大きい!そして、枯木の朽ちた感じが威厳を醸し出していますよね。

南大門の左右には、あの金剛力士像がいます。

この金筋、たくましい。今にも動き出しそうな筋肉隆々の造りに思わず見惚れてしまいます。この金剛力士像が作られたのは、鎌倉時代。約20名の仏師たちが70日弱で造り上げたという伝説が残る木彫像です。大きさは、約8.4m。そう!日本最大です。

世界最大級の大仏殿へ

回廊を進んでいくと、いよいよ大仏殿へ到着。この大仏殿は、世界最大級といわれる木造建築物です。屋根の上に金色のシャチホコっぽいものがついていますが、これは火除けのまじないなのだとか。

そのまま進んでいくと、前をむいて堂々と鎮座している大仏様が。

奈良の大仏さまで親しまれていますが、正式には本尊の盧舎那仏(るしゃなぶつ)といいます。高さは14.9m。もともとは745年、聖武天皇による造立されはじめ完成までに約20年の時を費やしました。その、後約1,300年にわたり私たちを見守り続けてきたのが、この仏像なのです。

小学生の頃は神社仏閣にまったく無頓着で、ただただ「大きい」としか思っていませんでした。でも、大人になり改めて大仏さまを眺めていると、あのときの大仏さまとは全く違う仏像を見ているような不思議な気持ちになります。

圧倒的スケールと、何者も受け入れてくれそうなオーラをまとい、どっしり構える奈良の大仏さま。大人だからこそ分かる、大仏さまの魅力を肌で感じることができて本当に良かったです!

みき

東大寺は朝7時半から開門しています。早い時間帯なら人も少なくてゆっくり参拝できますよ

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