あのスタバに駅舎なった?「スターバックス コーヒー 道後温泉駅舎店」は、駅とスタバが一体化したコンセプトカフェ。2017年12月22日にオープンしたばかりで、私が訪れたときはできたてのホヤホヤでした。
この駅舎は、4代目。夏目漱石の小説「坊っちゃん」が書かれた明治時代をイメージして造られたそうです。全体的にレトロ&おしゃれ!!アイボリーの壁にモスグリーンの屋根が印象的ですよね。
営業時間は朝8時から夜9時まで。道後温泉駅周辺のカフェは朝10時くらいからオープンするところが多いので、朝8時オープンのスタバは超便利!モーニングの利用にもおすすめです。それから、定休日は他のスタバと同じく無休。
道端の案内板も明治ロマン風
スタバの前にある案内板にも注目!
道後公園、道後温泉、そして控えめに付けられたスタバのシンボルマークがナチュラに馴染んでいます。案内板もフォトジェニック。
明治ロマンの香りが漂うレトロな店内
クラシカルな外観を眺めて楽しんだら、いよいよ店内へ。1Fは、入ってすぐの場所に注文カウンター。その奥には飲食スペースがあり、2Fへ続く階段がありました。
階段を上っていくと、「1971」と書かれたパネルが。
この「1971」とは、スタバがアメリカ・シアトルで創業を開始した記念すべき年。……そっか、スタバができてもう50年近くになるんですね。そんな風にスタバの歴史に浸れるのも、道後温泉店ならでは。
このおしゃれな壁紙は、コーヒーの木をイメージしているそうです。いつものスタバと違うクラシカルな雰囲気なので、スタバのヘビーユーザーも新鮮な気持ちで過ごせるはず。
そして、壁に飾られていた写真は、明治44年に建築された洋風の旧駅舎。
木造2階建てて、屋根には天然スレートを敷き、重厚な棟飾りをのせているそうです。松山に近代建築が登場し始めた時代の貴重な建築物。
その場に宿る記憶を繋ぐようなリノベーションが繰り返されている、今回のスタバ。その片鱗を垣間見えるのが、この写真です。スタバで見かけたら、じっくり眺めてくださいね!
2Fの飲食フロアは、自然光がたっぷり降り注ぎ、気持ちの良い空間が広がります。
色合いも落ち着いていて、レトロモダンな雰囲気。一人で来ても落ち着いた時間が過ごせます。
さて、鉄道ファンの方ならお気づきかもしれませんが……
真ん中に置かれた対面式のテーブルは、なんと枕木で出来ています。これは今回のスターバックス コーヒー 道後温泉駅舎店が「Line to Coffee Travel」をコンセプトに掲げているため。コーヒーとともに鉄道の旅も楽しもう、という思いが込められています。
少し歴史を振り返ると、
道後温泉駅の前身は、明治28年に開通した道後鉄道の道後停車駅でした。その5年後に、今のみかん色の路面電車、伊予鉄道に経営が移ったのです。
窓際の席はロケーション抜群
階段を上った右側の窓際からは、道後温泉の商店街入り口を一望できます。観光客が行き交う姿を眺めたり、商店街入り口に立つ人力車を眺めたり。道後は活気があるな…と実感できました。
注意したいのは、スタバの店内にはトイレがないこと。道後温泉駅舎にあるトイレを使うことになりますので、2階の飲食フロアを利用する方は「あれ、トイレがない!?」と少し面倒に感じるかもしれません。……ですので、スタバに入る前に、予めトイレに立ち寄っておくと安心です。
賑やかな道後温泉の喧騒とはかけ離れた、静かな癒やしスポット「スターバックス コーヒー 道後温泉駅舎店」。列車の待ち時間や、道後でのんびり過ごしたいときに覚えておくと便利です。
みき
時間がある方は、スタバを出た後で道後温泉駅舎の1Fに立ち寄ってみましょう。1Fには、坊っちゃん列車の乗車券、坊っちゃん列車グッズ、松山のお土産物などを販売しているショップがあります。道後温泉のお土産をサクッと買えるので、ここもおすすめ。
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