静岡で「生桜えび」が食べられるシーズンは秋と春の年2回。

スーパーで当たり前の様に並んでいる桜えび。

あまりにも身近な存在なので、桜えびってどこでもとれるのでは…?

といお思いかもしれませんが、

桜えびがとれるのは、国内では駿河湾だけ。

世界でみても、静岡と台湾の2カ国だけで水揚げされる超希少な生物なんです。

そして生の桜えびともなれば、世界で唯一静岡でしか味わうことができません。

桜えびが水揚げされる場所は、静岡の中でも下記の2漁港だけ。

■由比漁港

■大井川漁港

生の桜えび漁が行われるシーズンは年2回。

決められた期間でしか漁をすることができないのです。

■秋 10月下旬から12月下旬
ちなみに2016年秋の桜えびの漁期は、10月24日から12月25日のクリスマスまで。

■春 3月下旬から6月初旬

では、なぜ生の桜えびが静岡でしかとれないのか。

先日、静岡市主催のツアーで広報の方にお聞きしたのでご紹介したいと思います。

桜えびはもともと深海性の生物で、昼は水深200mくらいの深さで生活しているそう。

そんな桜えびが浮遊してくるのは日が落ちてから。

20~30mのところまで浮上してくるので、そのタイミングで夜間一斉に漁が行われます。

漁の方法は網を渡して2隻で引き、そこに入ってくる桜えびを傷つかないように太いホースで吸い上げるというもの。

1隻で漁が出来ない時点でかなりハードルが上がります。

桜えび漁

たとえ陸上が良い天気でも風があっても、波が高いと桜えびは不出漁になってしまいます。

もともと桜えびは「アシ」の早い生物。

しかも漁自体が難しいので、どこでも穫れるという訳にはいかないのです。

桜えび漁に出られるのは夕方、それから水揚げされるのが午後10時頃、

せり自体は翌朝の早朝からスタートします。

生の桜えびって、茹でてもいないのに本当に真っ赤。

透明感があって、海のルビーや宝石とも言われています。

生の桜えび

時間が建つごとに濁ってしまいますが、

とれたての桜えびは本当に宝石のようにキラッキラ!!

感動の美しさですよー。

ちょうど生の桜えびシーズンに静岡へ行く方は

競り場だけでも見ておくと良い思い出になりますよ♪
(一般の人は漁に参加することはできませんが、競り場なら遠巻きにみることができます)

ちなみに当日桜えび漁が行われるかどうかは、

桜えび対策委員会に電話をすると分かります。

電話番号はこちら!→ 054-376-0439

毎日14時頃に今日の桜えび漁の有り無しが決められ、

電話をすると自動音声ガイダンスで教えてくれますよ。

競り場が見てみたい!冷凍ではない本当の生が食べたい!という方はご活用ください。

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