おばあちゃんのお葬式が終わり、心に空いた穴も少しずつ埋まってきました。
「お葬式のときは、目がパンパンに腫れるほど泣くだろうな・・・」
そう覚悟していたんですが、意外や意外。
お葬前のほうがたくさん泣きました。
というのも、告別式の開式前に流れていた音楽が、とっても個性的だったので。
開式前に流れる音楽というと、聞くだけで涙を誘うような感動的なものが多いと思いますが、
今回は、
おばあちゃんが生前カラオケでよく歌っていた曲にしよう!
と喪主である母がある曲に決めました。
その曲とは、三船和子さんの「だんな様」。
若い方は知らないと思いますが、いや私も「私の好きなだんな様~」というフレーズしか知りませんでしたが、独特のビブラートと響き渡る美声が耳に残る昭和のザ・演歌です。
おじいちゃん一筋だったおばあちゃんらしい曲だなあ(^_^;)
という感じで、今回は
開式前に明るい演歌が会場を包み込むという不思議なお葬式になりました。
悲しい寂しい、というよりむしろ温かいぬくもりのある時間。
子供5人、孫5人、ひ孫5人を残し、
三船和子さんの「だんな様」を最期の最期に聞きながら天国へいったおばあちゃん。
今頃、だんな様を口ずさんでいるかな?
わたしもこの世を去ったら、
こんな風にあったかいお別れをしてもらいたいと思いました。
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